スマートカメラはすぐ壊れるし使えない?!
こんにちは!
弊社は大阪市で創業50年余りの電気工事会社です。
現在、新しい取り組みとして電気工事だけではなくECサイトを通じて
最新IoT機器の販売を始めました。
今回はIoT機器の中で購入者が多い
スマートカメラが壊れやすいという噂は本当なのか?
について検証してみました!
はじめに
スマートカメラとは、
スマートホーム・IoT家電を代表する代物でコンパクトかつ軽量で、Wi-Fiや
Bluetoothを介してインターネットに接続して随時撮影している画面をスマート
フォンなどのデバイスと共有することができるカメラのことを指します。
置型カメラが主流です。
近年、誰でも簡単に防犯対策ができることや離れて暮らす高齢のご家族の見守り
の為に便利だということでスマートカメラを購入される方が増えています。
ほかにも外出中のペットの様子を確認する為に使用されている方や、
赤ちゃんベッドの近くに設置して様子を確認して安心できるように使用される方
もよく聞きます(*^-^*)
そんなスマートカメラを大手通販サイトで購入しようと検索した際に悪い口コミ
として「すぐ壊れる」とか「全く使えない」というコメントがちらほら見受けら
れます。
今回はそのようなコメントを受けて、本当にスマートカメラはすぐ壊れるのか?
使えないのか?といったことを検証していきます!
スマートカメラが壊れたという時に多いコメント
まず、スマートカメラが壊れた・使えないという意見で書かれている
主なコメントを拾い出してみました。
①接続状況が悪い
ひとつめは、接続状況が悪いというコメントでした。
家のWi-Fiにデバイスが接続できないという問題から、
アプリの通信状況が悪いなど様々な症状があるようです。
②アプリの動作が不安定で使えない
ふたつめは、アプリの動作が不安定で使えないというコメントです。
各社が販売しているスマートカメラでは専用のアプリとの連携が必須だと思いま
す。
このアプリの動作が不安定で使えないという症状の場合はアプリそのものの問題
の場合もありますのでアプリレビュー等を確認してみてください。
もし、アプリのレビューの評価に多くの人が動作不安定などのコメントを書いて
いる場合はアプリそのものの問題である可能性が高いように思えます。
ただし、自分自身で解消できる症状もあるのでまずは後述する対処法を試してみ
てください!
対処法
【①接続状況が悪い】の対処法としては、どのGHz(ギガヘルツ)のWi-Fiに接続しているかを再確認してみるというものです!
接続状況が悪いという症状の際によくある原因がデバイス自体(ここではスマー
トカメラ)の接続可能なWi-Fiの周波数が限られているということです。
つまり、デバイス自体が2.4GHzのWi-Fiにしか対応していないから、5GのWi-
Fiに接続しようとしても接続できないという問題です。
現在、ネットワーク関連に詳しい方を除いてほとんどの方が
「???」状態なのではないでしょうか。
この2.4GHzしか接続できないという点は盲点で、筆者自身も最初に家でIoT家
電を接続するときに陥った問題です。
今、手元にWi-Fiルーターがある方は接続アドレスやパスワードが書いてある面
を見てみて下さい。そこに2.4GHzとか5GHzと書いてありませんでしょうか?
なんとな~くですが、私は5GHzの方が早い気がするから5GHzのWi-Fiに接続
していました。
なんとWi-Fi(無線LAN)の電波は1種類だけではなく主に2.4GHzと5GHzの周波
数に分かれているんです。
この2つの違いを簡単に説明すると、
5GHzはWi-Fi通信の際に利用する周波数帯のことです。
Wi-Fiでしか利用できない周波数帯となっているので他の機器との干渉がほぼな
く安定した高速通信が実現できます。
対照的に、2.4GHzの周波数帯は電子レンジやBluetoothを使用する際に発生す
る周波数帯と同じになっています。その為、電波が干渉する可能性があります。
例えば、電子レンジを使ってるときだけなぜかインターネットが遅いという経験
をしたことがある方はその為です。
なので5GHzの方が早い気がするという感覚は合っているようですね、、
しかし先述したようにデバイス自体が2.4GHzのWi-Fiにしか対応していないか
ら、5GのWi-Fiに接続しようとしても接続できないという問題が起きてしまう
ようです。
当社でもこのことについて詳しく説明している記事があので、気になる方は下記
リンクからご覧いただけます。
~~~豆知識~~~
IoTデバイス全てが2.4GHzのWi-Fiに制限されているわけではありませんが、
現在多くのIoTデバイスが2.4GHz帯域で通信を行っているという理由から
2.4GHzの Wi-Fiが一般的に使用されています。
とはいえ、IoTデバイスが2.4GHz帯域でのWi-Fi通信を好む理由は主に2つありま
す。
①この帯域が広く普及していること
②長距離通信に向いていること
2.4GHz帯域は比較的長距離通信に向いており、壁や障害物を通して通信するこ
とができるためIoTデバイスに適しているとされています。
デバイスによっては5GHz Wi-FiやBluetooth Low Energy(BLE)など、
他の無線通信技術を使用することができるようになっています。これらはより高
速で信頼性が高く、より多くのデータを送信することができますが、
使用する周波数帯域が異なるため、通信距離が短くなることがあるのが現段階で
のデメリットとなります。
つまり、我々が日常使用しているスマートフォンなどの通信は5G通信などに進
化していっていますがデバイス側の動きはそれと同じではないみたいです。
【②アプリの動作が不安定で使えない】の対処法としては、今回は下記3つを紹介します。
1.アプリを一度終了して再起動する
アプリが開けなくなる原因の1つとして、メモリ不足や端末に負荷がかかってしまい開けなくなる事があります。この状態を改善する方法としては、現在起動している他のアプリを終了させる方法が効果的です。
2.アプリのキャッシュを削除する
キャッシュは毎回アプリ内情報をダウンロードしなくていいように一度表示したデータを溜めているものです。このキャッシュがたくさん溜まっているとアプリの容量が肥大化するので一度全てのアプリのキャッシュを見直して削除できるものは削除してみましょう!
3.アプリや端末のアップデートを確認する
アプリがうまく起動しない原因としてアプリや端末自体のアップデートをしていないという可能性があります。これは、OSとアプリの両方がアップデートされていないと不具合が起きる可能性が高くなるのでスマートフォン自体のアップデートと個々のアプリのバージョンを随時最新の状態にする事で解決するかもしれないので確認しておきましょう。
まとめ
スマートカメラはIoT家電を代表するWi-FiやBluetoothを介してインターネッ
トに接続して、防犯カメラのようにカメラが随時撮影している動画画面をスマー
トフォンなどのデバイスと共有することができるカメラですが通販サイトでは
「すぐ壊れる」や「使えない」というコメントが見受けられます。
しかし、これらの問題は製品自体の問題よりも各家庭のネット環境を見直すこと
で回復することも多いです。
インターネットの世界はかなり複雑で様々な用語があるので理解するのが容易で
はないと感じる方もいらっしゃると思います。
またスマートカメラは比較的新しい製品であり、市場での評価やレビューが十分
に集まっていないため、製品の品質や信頼性についてはまだ確証が得られていま
せん。
しかし、機器自体はしっかり作られているので壊れやすいということは無さそうです。
壊れたと感じるのは接続不良の問題が多いようなので、今回ご紹介した対処法を
ぜひ試してみてください!
スマートカメラ市場はこれからの発展に期待大です。
【用語集】
Wi-Fi…無線LAN
GHz(ギガヘルツ)…周波数
キャッシュ…使用するデータが蓄積されたもの。一度表示したデータはキャッシュに溜め込んでおくことで、毎回Web等からダウンロードしなくて良いようにしています。
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